パレードはまわるのか

秋から始まったNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」。

この主題歌の歌詞がちょっと気になっている。

松たか子作詞作曲の「明日はどこから」という曲なのだが、番組冒頭で使用されている部分の最後に“パレードはまわり続けてる”というフレーズがある。

これが気になるのだ。

写真は本文とは特に関係のない天玉そば。

写真は本文とは特に関係のない天玉そば。

パレードの語源は、ラテン語で「準備した」という意味の言葉であるらしい。
もともとは、軍隊の戦力がすっかり整いましたよ、ということを王様や民に知らせる〝観兵式〟を示す言葉だったというのだ。

現代においてパレードといえば、スポーツの優勝パレードやディズニーランドのパレードなんかがイメージされるのだろうか。

松たか子がどんなパレードを想定してこの歌詞を書いたかわからないが、はたしてパレードはまわるものなのだろうか、と思うのだ。

僕にはちょっと、まわり続けるパレードというのが想像できない。オルゴールの上で回るおもちゃの兵隊のようなものだろうか。

言葉のとらえ方というのはほんとうに人それぞれだ。

 

歌詞の言葉づかいで気になるといえば、ちょっと古い歌になるが渡辺美里の「センチメンタル カンガルー」の歌詞に「アクセルふみしめ」というフレーズが出てくる。

だがしかし、アクセルは踏むと開くものなので、踏みしめるという表現はおかしいのではないかと、この曲を初めて聴いた日からずっと気になっている。

この曲はいつ頃の曲だろうと思って調べてみたら、1988年にリリースされた曲だとのこと。

なんと僕は30年近くも「アクセルは踏んでもしまらないだろう」というささいなことを気にし続けていたわけである。

もう少し役に立つ他のことを気にしておけばよいものを、とは思うが、これも性分なので仕方あるまい。

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