夢を夢見て

僕は比較的夢を見る方だと思う。
もしかすると眠りが浅いのかもしれない。

先日見た夢は、ソマリアに建設中の東横インを取材するという夢だ。
現地に着いたら地元のコーディネーターから銃を渡され、何かあったらこれで身を守れと言われた。
そのまま工事現場へ連れて行かれ、なぜかホテル建設を手伝うことになる。
現場で働くのは現地のレジスタンスで、彼らと共に僕は内戦に参加する。

この夢は何度か見ていて、共に戦う仲間が銃弾に倒れたり、資本家と敵対したりするのだが、決して僕が資本家側だったり政府軍だったりすることはない。

似たような状況の夢を見ることがあるが、僕が抗う相手は決まって権力者だったり巨大資本だったりで、逆の立場になることはないのだ。
夢の中でも僕はいつも服従する側だというのは、ちょっと切なくもある。

服従といえば、なかなか服が着られない夢も見る。

時間がないのに首がうまく通らなかったり逆の袖に腕を通してしまったりする夢だ。

この夢は子供の時分から幾度となく見ている夢で、見るたびに「ああ、またか」と思ってしまう。

ところが先日、これとは全く立場が異なる夢を見たのだ。
むすこに服を着せようとしているのに、うまく着させられないという夢を見てしまったのである。
まさにこれは、僕が子供を持ったからこそ見られた夢だろう。

つまり夢というのは、いや夢といえども、実際に経験したことしか見ることはできない。

なんかいい話っぽくなってきて書いている僕もドキドキしているが、要するにそういうことだ。

大空を羽ばたく夢は、翼を持つものにしか見ることができない。

はい、了解です。

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