「エコー」と「わかば」、どっちがうまいのか

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250円の「エコー」と260円の「わかば」

最近タバコが高くって。
じゃあ吸わなきゃいいだろうと言われればそれまでなんですけれど、僕はタバコも吸えないような人生を過ごすつもりもないので、できるだけ安いタバコを探しています。

で、「エコー」と「わかば」なのです。
いま、普通のタバコ、例えば「セブンスター」なんかですと460円ですよ。家が買えます。
ところがエコーは250円、わかばは260円です。安いです。
以前「手巻きタバコは安くてうまいのです」という記事を書いたけれども、手巻きタバコに匹敵するくらい安いのです。

ではなぜ安いのか。手巻きタバコちがって、まずいから安いのです。
タバコの葉は農家が作っているのですが、栽培されたタバコは全量をJTが購入しなければならないと「たばこ事業法」という法律で義務づけられています(うろ覚えだけど確かそうなはず)。
JTが購入したタバコの葉には、いいものも悪いものもあり、いいものはうまいタバコへ、そうじゃないものはエコーやわかば(やフィルターのない「ゴールデンバット」「しんせい」、沖縄限定の「うるま」)などの「旧三級品」と呼ばれるタバコに回されるわけです。
この旧三級品というのは、タバコの専売時代にあったタバコ葉の等級で、等級に応じて税金が決められていたのですが、現在では通常のタバコと旧三級品の、2段階の税額になっているわけです。
ちなみにその税額は、普通のタバコが1本あたり12.244円、旧三級品は5.812円となっております。

つまり、エコーやわかばまずいから安いタバコだということになるわけですが、でもどうせなら安くてうまいタバコが吸いたいわけでして、比べてみました。

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味とニコチン量はそれほどまでには関係ないのですが、エコーはタール15mg、ニコチン1.0mg。

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対するわかばはタール19mg、ニコチン1.4mg。
それにしても、どちらもすてきなパッケージデザインですよね。
「わかば」という字体なんか、見ていてキュンキュンしちゃいます。

実際に吸い比べてみると、エコーの方がわかばよりも若干マイルドというか、カドが立っていない印象です。
あくまで比べてみると、なのであって、目くそ鼻くそ状態。どっちもどっちです。
長さはエコーの方が短く、タバコ葉のつまり方もエコーの方が少ないので、吸っている時間はすこしだけエコーの方が短かかったです。
コストパフォーマンスはわかばの方が高そうですが、僕はやさしい味のエコーが好み。

……なのですが、困ったことにエコーとわかばは、前述の通り「いいタバコ」として選別されなかった「寄せ集め葉」で作られているせいなのか、個体によって味の違いが大きいような気がします。
「今日のエコーはうまいぞ」という日があったり、「このエコーまずいぞ」という日があったり。

それもまた楽し、なような気もしますが、できれば安定した味で吸いたいものです。
そこで、「ヒュミドール」と呼ばれる、水に浸して吸湿させると密閉容器内を加湿してくれる器具があるのですが、それと一緒に保管してみました。

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そうすると、味のカドも少しとれて、吸いやすくなりました。
まずいことに変わりはありませんが、ちょっとだけしあわせ度が増しましたよ。

 

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