でんでんむしむし藤田田

玄関先のプランターにかたつむりの赤ちゃんがいた。

寄せ植えのかたつむり

寄せ植えの葉や茎におびただしいと言えるくらいたくさんの小さなかたつむりを発見し、その時は出かける用事があったので「あとで写真を撮ろう」と数時間後に戻ったら、数えられるほどに減っていた。

わずかの間にどこへ行ったのだろう。
蒸発したのだろうか。

まさか蒸発するわけはないのだが、そう思えてしまうほどかたつむりの赤ちゃんは弱々しくて華奢な様子だ。

小さなかたつむり

けれども、こんなに華奢でも、あっという間にどこへ行ったかわからなくなるほと移動できる体力を備えているのだ。

葉や茎にいる彼らだって、地中か物陰の卵からはい出てここまで登ってきたのだろう。大変なご苦労だ。

他にもいないかよく目をこらすと、陶器のプランターの縁に何匹かいるのを見つけた。

藻を食べているのか、あるいは殻を作るための栄養を陶器から採っているのか。

東京の住宅地で見られるかたつむりなので、オナジマイマイかウスカワマイマイだろうかと、同定の仕方を調べたが、殻が小さすぎて見分けられない。

大きくなって見分けられるようになるまでここにいてくれるだろうか。

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